子供の頃、「会談」って言葉が良く分かりませんでした。なのでニュースで「首脳会談」とか聞くとかなり混乱していました。そもそも「首脳」もけっこう難しい言葉ですけど、「首相」ってのはさすがに知っているのでそこはなんとなく雰囲気でいけた。首脳陣って言葉も聞くので複数人なのも想像付く。しかし会談が分かんねぇ。かいだん?階段?怪談?知っている言葉は、どうしても首脳って言葉に対して持っている印象と掛け離れています。そうこうしているうちにいつの間にか、なんか国の偉い人が階段に集まって話し合いをしているイメージに落ち着いてしまいました。結果として話し合いが行われているところまで完全に合致しているというのに、何故か階段という無駄な要素が足されています。すごく勿体無いです(もっとも、怪談のイメージまで足されなくて良かったとは思いますが)。しかも当時、ちょうど間の悪いことに組閣発表がニュース映像で流されたのでした。なんで組閣の発表って階段でやるんすか。あんなん完全に勘違いの助長じゃないですか。狙ってるとしか思えない。もう僕の中では完全に、ああこの赤い絨毯の階段は偉い人達が話し合いをするためのところなんだと理解してしまいました。それにしても、なんで椅子に座って話し合わないんだろうと不思議に思いました。疲れないのかな?僕だったらすぐに座り込んじゃうよ、なんてね。そんな作り話を思い付いたのですが、どうですかね。