黄桜

そういえば今年のカウントダウンは道頓堀で迎えたわけなんですが。


道頓堀のカニ道楽本店に行ったのですが、店が閉店で11時に追い出されてしまったんです。新年まであと1時間。ちょうど道頓堀の例の橋(グリコの看板のある奴)を直下に見下ろせる場所の席を取れたので、寒空の下で飛び込む馬鹿を見ながら日本酒でも飲もうかと盛り上がっていたんですがね。仕方無いので店を出た後に、どうやって新年を迎えるかという話になったのです。このまま道頓堀に徐々に集まりつつある人達を眺めながらカウントダウンというのも楽しいと思ったのですが、せっかくの旅先ですし何か面白いことをしようじゃないかと。その時に出た話が「風俗で女を抱きながら新年」という、いくらなんでもそこまで脳は腐らないだろうって脳から腐った匂いを出しながら捻出された腐れアイデア。相手の女性はたまったモンじゃないだろうなぁ、とか考えてたら妙に興奮してきました。結局そのままダラダラ暇を潰して、道頓堀で絶叫カウントダウンをしたんですけどね。でも今にして思えばやらなくてよかったですよ。いや、今さら自分の腐敗アイデアを否定するつもりもないんですが、考えてみれば危険なんですよ。あと1時間って状況で、すぐに女の子と抱き合えるとも限らないじゃないですか。下手すれば待合室じゃないですか。待合室新年。待合室ニューイヤー。待合室からコンニチワ。年越しの瞬間に、風俗嬢にチンポ握られてましたって話ならちょっとした笑い話じゃないですか。駄目人間は駄目人間でも軽く笑える駄目人間じゃないですか。でも風俗の待合室で新年ってなると、なんかちょっとマジで駄目人間じゃないですか。マジな人じゃないですか。一気にリアルな話になるし。この違い、分かるかなー。この気持ちは、風俗の待合室でなんか人生に色々と疲れている連中と一緒にボケーと煙草を吸いつつ、誰に見られるともなく流れているAVを眺めながら本日のプレイについて様々な趣向をこらたことがある人間じゃないと分からないかもしれませんね。あそこは間違いなく、この世で一番腐った空気が流れているところの一つですよ。この世の中の誰もが、すべからく腐ってしまう。そんな所で新年。いや、やばいやばい。やばかったなー。「おまたせしましたー」あ、はい。今日は小学生と女河童プレイでお願いします。