仕事の話3

とりあえず「ちょっとじゃねぇだろ」って感じの大事件が起きてやがりまして。ボクの相棒である所の、ウン百万円するPC君が火を噴いたとか噴かないとか。後半は目の前が真っ白になって、よく聞こえなかった。終わったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!ぜってぇ終わんねぇぇぇぇ!!とりあえず5日かかってた作業を2日で終わらせられるようになったゼってぐらいの感じのスキルアップをカマし始めてきた矢先!!!「来週の頭には復帰するから・・」いや、まだ火曜だし!水曜とか木曜とか金曜とか土曜とか日曜とか、俺はナニをやればいいんですかぁぁぁーーーーー!!!!


怒鳴っても仕方ないし(つか、泣きたいのは上司の方だろうし)とりあえず自分の席に座りますわ。座って仕事をしますわ。それで悲しみの淵を覗き込むような事実から目を背ける。そんな精神安定剤ですわ。他の仕事に逃げて、なんもかんも忘れる。逃げ先が仕事ってのがまた哀しいんだけど、この際なんでも良い。別に良い。かまわない。しかし。しかし。仕事がない。(当たり前)


ボクの仕事の9割9分が、ただいま噴火中の相棒との共同作業だったワケでして、詰まる所やることがない。でも仕事一杯。でも出来ない。周り忙しそう。誰もかまってくれない。仕方なく机に座る。しかしナニも無い。ボクにはナニも無い。そっと手を広げる。中にはナニも握られてない。ボクの手のひらにはナニも残っていない。いや。一つだけ。そっと頬を伝って。涙が。


そしたらアレだよ。あまりにあまりなボクの現状と表情に同情してくれた上司から有難い言葉だよ。これが救いって奴だよ。伊達に毎日、神様に祈ってない。祈りの言葉を唱えてない。結局は救われるようになってる。見てる見てるよーー。神様は見てるよーーー。「毎日、仕事も無いのに会社に来てもツライでしょ」あ、はい。マジでキツイです。「だったら少し休んでも良いよ?」ままままマジっすか!?「うん、君の相棒も来週の頭には復活するんだから。それまで休んでも良いよ。仕事も無いんだし」まままままマジで嬉しい申し出。泣ける。ほんと、周りが忙しそうにしてる中でポッツーーーーーーーンと一人でいる空間に耐え切れなくなってきた所。有給を使い果たしても良い。休みたい。「いや、有給を使うのは申し訳ないからさ。あんまり新人に有給を使わすわけにもいかないし」あ、そうなんですか。「代わりに、土日に出社してくれれば」あ、そうなんですか。「うん、代休ってことで許可してあげるよ」いや、いま休めて有給も減らないってんなら有難すぎる。感激しまくる申し出。土日に会社に来たところで誰も居ないし、めっちゃくつろいで仕事できる。むしろ、平日に来るより嬉しい。間違いなく平日より仕事の進みが速いと思うし。その案、最高。それ完璧。それ行く。オラ、それで行く。それで行かせて頂きます。お願いします。




・・・あれ?





・・・・・・・土日??








「いや、土日はちょっと・・・。説明のしにくい用事がありまして・・・」