無理だったよ

何かから目を背けるかのように張り切って更新するよー。こないだの更新(http://d.hatena.ne.jp/shika/20040128)でラーメン屋の感想を書くの無理とか言ったんだけど、これってやっぱり書いたら面白いんじゃねぇかと思いました。例えば今まで行った店を部門分けして順位付けたりするわけよ。したら多分どっかの誰かが「絶対にこっちの店のが美味い!」とか言い出すわけよ。人間ってそうゆう汚い生き物じゃない。嫌らしい生物じゃない。そうゆうの希望。人から有力情報を聞き出す簡単な方法。だいたいからしてラーメンが好きな人間なんて碌な奴がいないんだから、どっかの誰かが得意げに「ここがいちばーん!」とか言い出したら反論したくなるんだって。こいつ味ってモノが分かってねぇぜ、ってなノリね。俺様が最高のラーメン屋を教えてやるぜ阿呆が。そんな流れね。そうゆうの希望!今考えてるのは「味噌部門」「塩部門」「とんこつ部門」「醤油・その他部門」「つけ麺部門」てところですかね。こうやって分けて考えれば、ちょっとは順位付けも簡単になるんじゃねぇかと。



思ったんだよねー。
まぁ無理だったんだけどね。

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順位を付けるってなったら、んじゃ順位に入れたくないような店とかも出てくるじゃないですか。なんて言うのかな。言い方が難しいよね。肌に合わなかったっていうか。まずいとかそうゆう次元じゃないんだよね。難しいところだね。多分好きな人もいるんだと思うだよ。なんでコレが好きなのやらと思う気持ちも隠しきれないのだけれども。そうゆうのって排除が難しいよね。だってボクが駄目なだけで人からしたら美味いようなシロモノですよ。書き方が難しいね。ほんまラーメン部の部長さんは毎回毎回なんか感想を書いてましたが、尊敬モンですわ。とりあえず上に挙げた「部門賞」に、間違っても入れたくないなぁと個人的に思ってしまったラーメン屋の感想から片付けてみようかと思って、なんか書いてみたんですけどね。これって次男坊の思考回路ね。面倒なのからやったら後が楽しいんじゃねぇの。そんで初っ端から頓挫して投げ出す。投げ出したー。投げ出したけど何かせっかく書いたので勿体無いから載せとこ。ボクがどれだけこうゆうのに向いていないかが良くわかった。人間、無理は良くない。

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九十九ラーメン
しょっぱなからコレって時点で軽くやる気が削がれるのは遺憾ともしがたいところ。しかも行った日取りが悪いね。2003年クリスマスイブですよ。何が哀しくてこの良き聖夜に恵比寿くんだりまで行ってラーメンを食わにゃ、などと考えた時点で、この店はかなりのレベルで美味くなくては高評価を得られない立場に立たされていた訳である。しかも100%勝手なこっちの事情でである。これは同情に値するし、正直申し訳ない。正当な味の評価を下してもらえないラーメン屋など無残としか言いようがないではないか。とりあえずそんな事前情報を披露したところで、まぁそんな瑣末な事情を飛び越えた極地にある不味さであったということだけ伝えておきたいと思う。実際のところは味の好み、趣向の好みなどと色々な要素が絡み合うのがラーメンであり、ここまで評価が分かれるのは珍しいとはいえ、評価が分かれる可能性ってやつはあるんですよ、というぐらいの認識はあるつもりでいた。しかし「まぁ食える」などと言い放って一杯シッカリと平らげていた猛者を見るにつけボクの価値観や自意識は完膚無きまでに叩き壊されたのであった。でも大半の人間は全部食ってたけどな。おかしいな。すごいね。でもボクには無理です。これは好みの違いと趣向の違い。超えられぬ壁と埋められぬ溝の話。人ってのは思ったよりも不思議でありまして、思ったよりも複雑に出来ておりまして、そしてボクは一人ぼっちでありました。


肝心の味の話はというと、九十九ラーメンといえばスープの上にどっさりのチーズが乗っているという、一部地域において間違った方向に有名なシロモノなのですが。そもそもチーズと豚骨って合わねぇだろ。おかしいだろ。制作過程で気付きそうなモンだろ。あっれナンかおかしくね。いけねナンか間違えてね。その心の声に耳をふさぐな。立ち上がれ。まず店長を殴れ。付け合せにネギが大量に置いてあったけど、チーズとネギっておかしくねぇか。何か間違えてねぇか。火が通ったネギならピザにも乗ってるぐらいだから許せるってもんだけど、ラーメンの付け合せで出るネギってったら当然ナマですわな。ナマネギチーズ。高菜漬けとかもあったよ。タカナヅケチーズ。あはは。おもしろいおもしろい。おもしろいなぁ。ボクおなかがよじれそうだよ。何が面白かったって、参加者にチーズが嫌いな御仁がおられたということですかね。そりゃゲレンデに行って雪が嫌いっていうか、地球上に生息していて酸素が苦手とか言い出すぐらいの理不尽さでありますよ。そりゃ顔が気持ち悪いなどと言われてしまう業も背負ってしまいがちですよね。


とりあえず結論としては、あのラーメンはノーパンしゃぶしゃぶでした。ボクの中で。つまり美味しくないということです。説明しますと、ノーパンしゃぶしゃぶってのは凄い文化だと思うんですよ。美味しいものを食べながらエロい気持ちになれる人種がいるってのはボクには信じられない世界です。モノには順序ってものがあるでしょう。美味しいものを食べる。おなかが一杯だなぁ。さてオナニーでもしようか。これが正常な神経でしょう。筋の通った行動原理でしょう。おなかが一杯になると性欲が増すって言いますしね。要するにメシ食いながらエロビデオ見てオナニー出来るかということなんですよ。残念ながら脳味噌の中枢から末端までが筋肉で埋まっているような体育会系の方々でしたらそんなことも可能なんでしょうけど、ボクのように頭の中でセックスするような気持ちの悪い小動物にはそれは無理な諸行であります。一回でも頭の中がそっちにいったら、そっと箸を置くしかないじゃないですか。つまり何が言いたいかっていうと、九十九ラーメンのチーズ臭は強烈すぎて女性の陰部のような香りだったという話ですよ。実際に食卓を囲みながらそんな話になりましたしね。問題はそこなんですよ。実際にそんな話をしながらラーメンを食べていたんですよ。なのに奴らは平然とした顔をしてズルズル食ってやがったんですよ。あれは変態ですよ。間違いない。どっかオカシイんじゃないの。あいつらは絶対に葉巻を咥えながらセックスできる種類の人間だね。あはは、マンコの匂いー。ズルズル。どうしてそこで笑えるの。そこでどうして食べれるのだろう。その時のボクはといえば、これはまぁ当然の話なのですが、中学生の心をいつまでも忘れないボクの陰茎はマンコという言葉の響きを感じ取った刹那、瞬時に身を硬くしてしまわれまして、あとは隣に座った女性の太ももを眺めているだけで全ての時が流れていくのでありました。とりあえず言えることは隣に座った運命でも呪って下さい。怖いよねー運命とかいう奴。来年のクリスマスには一緒に女体盛りでも食べに行こう。その頃までにはボクも大人になっていようと思う。葉巻を吸い。シャンパンを飲み。シャム猫を撫でて。そしてセックスをするんだ。