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髪を切りにいったらすごくサッパリとしましてボクは大変にご機嫌だったので今日からボクは髪を切ったら急に爽やか青年になったキャラで行きたいと思います。ゆくゆくはコンタクトにしたら急に目元がすっきりとした好青年です。人間なんて内面が外面に出るもんですからして、まぁ順序が逆になったとでも捉えてくれれば大丈夫です。当分は誤魔化せるかと思います。長い目で見守って下さい。いつか夢を叶えてやるんだから！職業は道を走っている車にタッチするだけで運転手さんから高額を請求できる仕事です。タッチの角度などに玄人の技が光ります。無認可の薬を飲むことにより発生する収入よりゃマシかと思っています。

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当たり屋の話で思い出したんですが、昔友人がそんなようなことで収入を得ている時期がありました。リアル当たり屋。考えてみると凄い友人を持ったものです。しかし、その手口が物凄い巧妙だったのでボク達は普通に納得してしまい、お前頭いいなぁなどと褒めてしまいました。これは犯罪ですよ！駄目ですよ！ここにその手口について書いても、まさか真似する馬鹿もいないと思いますんで大丈夫ですかね。彼曰く、どっかの雑誌で見たやり方などと言っておりましたが、どんな雑誌を読みふけり勉強すれば、巧妙当たり屋講習会in西日暮里などを開催できるかについてボクは全く分かりません。

まず車検切れギリギリの中古車などを購入するそうです。行くとこ行けば3、4万で買えるとか。その時点で本当かよって思うんですけど。とにかく動けばいいらしいので、どんなボロ車でも大丈夫。無事に愛しのマイカーを入手した足で、そのまま近場の繁華街へゴー！一言で言えば、夜の町ですね。それほど栄えてなくても良いらしいのですが、あまりにも寂れていると駄目とか。でも歌舞伎町とかになると、どんな不測の事態になるか分からないので避けていたそうです。ヤクザ屋さんと中国人は怖いって話ね！勉強になるなぁ。実際にどこでやってたかは明言を避けますが、とにかくそこそこの繁華街にそっと車を走らせます。狙い目は終電終了後2時間辺り。酔っ払ったお父さんが標的であります。家がそれほど遠くない呑み助などは、駐車場に車を止めて飲んでいるわけです。恰好のエジキですね。オネェちゃんのおっぱいをたらふく触って、エェ感じで出てきた中年男性。年増のママに見送られて駐車場へとゴー。車が公道に出る直前に彼は自前のボロ車で飛び出すわけであります。どっかーん！いや、駐車場を出る程度のスピードで怪我なんざするわけないんですけどね。

ここでちょっと法律の話をしますと。車の接触なんて死ぬほどある話なので、警察や保険屋などは大変分かりやすい赤本を持っています。たいていこうゆう話はどっちも加害者であり被害者ですので、お互いの言い分を聞いてたら話がまとまるわけがない。そこで一定の線引き基準がしっかり出来上がってまして、それほど良識から外れていない人間同士の事故だった場合、早く終わらそうと思えばそれほど揉めることもありません（相手によりますけどね）。たいていどちらも痛み分けで終わるようになっているのです。

しかし片方が飲酒運転だった場合、状況は一転します。だいたいボクは飲酒運転をするような人物を人間として認めてないんで同情は一切無いのですが。飲酒運転により接触事故を起こし相手が怪我をした場合、たとえどんな状況でも100%飲酒側の責任になるのです。たとえ赤信号飛び出しだろうが関係ありません。法律上では、飲酒運転により人を怪我させたという状況は、酔っ払った拍子で道を歩いている任意の人間を車サイズの鈍器で殴ったのと同義になるのです。酔っ払い運転に当てられた場合、どんな損害賠償額だろうが立場の弱さゆえ断れませんし、「てめぇ、まさか酔っ払ってんじゃねぇだろうな！警察行くぞ！」の一発で、どんな途方の無い要求でも断れなくなるのです。接触事故による怪我は民事なので警察は介入できないのですが、飲酒による怪我は刑事の障害事件なので付近の警察署に拘留されます。情状酌量などもあるのですが、一般のサラリーマンが署内拘置所で数日泊まったらどうゆう事態になるか簡単に想像できますでしょう。しかも翌日には、腰に縄を付けられて実地見聞です。もし事故現場が近所だったりしたなら、もうその付近に住むことは出来ないでしょう。当然、嫁さん子供は逃げ出しますね。

そんなわけでボクの友人は、単価3，4万の車代を数十倍、時には数百倍にしていたというわけです。とりあえず飲酒運転は止めようね、って話。間違って殺しちゃったりしたら簡単に人生が終わりますよ。世の中で一番ありうる転落劇です。さだまさしの「償い」を聞けって話ですよ。

髪を切ったって話から、なんでこんなことになったんだろう。