今日、会社にてエレベーターに乗っておりましたところ、一緒にお乗りになられましたOLさん3人組ご一行様が何とも賑やかに雑談をしておられるゴ様子でゴザいました。そしてボクはそれを聞くともなしに聞いていたのでありました。そうすると凄いセリフが聞こえてきたのでボクは驚きました。「あー、今日メイビーの日じゃーん」「そーだ、今日メイビーの日だっけー」そうゆう訳で今日はメイビーの日だったのであります。会社から帰ると10時だったので、ボクはメイビーの日にメイビーを聞くことが出来なかったのでした。ボクはメイビー可哀想な子でした。

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風呂に入りながらよく考えてみましたら妙なことに気付きました。「メイビーの日」という言い方には微妙な違和感を感じます。不自然です。ボクが想定していたような、キムタクが大好きで月9を欠かさず見ているようなOLの口から出てくるには、少々無理があります。どこか馬鹿にしている雰囲気があるじゃありませんか。新しい月9の設定をちょぴり小馬鹿にしているような、なんだよメイビーってよ、とでも言いたげな、そんなニュアンスを感じます。テレビドラマ大好きOLはそんな裏の意味を持たせません。そうゆう意味じゃ、生ぬるい昼のワイドショーでデーブスペクター辺りが吐きそうな台詞です。もし仮にオフィス街の一角、エレベーターの中で、一緒に温泉旅行に行って殺人事件にでも巻き込まれそうなOL三人組が昼番のデーブから台詞拾ってトークを弾ませていたんだとしたらボクはこのささくれ立った世界にも希望を見出すことが出来そうです。夢よこんにちは。そしてありがとう。

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そんなわけで先ほどからボクの脳内で、キムタクが口癖として使ってたら面白い台詞大賞が開催される運びとなりました。ありがとうございます。とりあえずダントツの一位だったのは「赤い服を着てる女は欲求不満らしいぜ」です。キーポインツは真顔です。そしてしたり顔です。良かったら自慢気でお願いしたい所です。出来ましたら少々サイズの小さい金ボタン学生服なんかを着て頂ければボクの中でのランキングはぐんぐんの上昇するのでありますが、いかがでしょう。次点としましては「コンパで最初に上着を脱いだ女はやりたい」ですね。これは、最初の台詞の対象を童貞中学生だと致しましたら童貞大学生の台詞と考えて頂ければ差し支えないかと思われます。微妙に丈の短いトレーナーなんぞを着て、銭湯でコーヒー牛乳なぞを飲みながら吐いて頂きたいものですね。ちなみに彼の立ち位置は、友達の中では女関連知識博士です。地方から出てきたせいでスタートで背伸びしてしまったばかりに、最初のキャラから抜け出せず無理をし続けるという状況など、随分と趣きがあって宜しいのではないでしょうか。彼のトレーナーは田舎から送ってもらったものというような設定です。母の愛に包まれながら、テメェはナニを喋ってやがるんでありますか。そのような突っ込みをして頂ければ幸いであります。ここでのポイントは、別に自分も、そして友達もコンパに誘ってもらえるような知り合いが居ない、という点であります。実に良い友人関係が築けていますね。さらに次点としましては「女がピアスを外してきたらOKのサイン。なぜなら服を脱ぐ時に引っかかるから」というのはどうでしょう。これは童貞高校生としては最高ランクの言霊かとワタクシは自負しております。かなり可能性の低い話になりますが、もし仮にキムタクが高校三年生ぐらいまで童貞だったと想像してみましょうよ。18歳にもなればすでに彼は雑誌等で顔が売れ始め、世間の人々はあの端麗な顔立ちを放っておきはしないでしょう。そんな中。レッスンや忙しいスケジュールの中でいつのまにか18歳になってしまった童貞のキムタク。しかし世間は彼をそんな目で見てくれません。彼に出来ることといったら精一杯の背伸び。背伸びですよ!そんなプレッシャーの中で出た台詞は近所のコンビニで立ち読みしたポパイの見出し。そのような安っぽさは人類の誰もが好む場所であります。古本屋で買った週間朝日という設定も中々に良い香りを漂わしております。素晴らしい世界ですね。世の中には楽しいことばかりです。ここでボクの友人が披露してくれた、女性が自分の部屋に来た際にどうすればセックスまで持ち込めるかという秘儀を紹介したいと思います。この超絶テクニックは後に伊集院のラジオにて全く同じネタが投稿されたという伝説を持っておりましてボクら中学童貞連盟の中では異彩を放ち続けております。彼が得意げに語った秘儀の内容とは「全て答えを暗記してある心理テスト本をそっと置いておく」というモノであります!これにより、彼女と心理テストの興じている際に、すこぶる自然にカッコイイ自分を演出出来るという裏ワザ中の裏ワザ。「へー、水谷(本名)君って結構、男らしいんだね。」そんな台詞を簡単に引き出せる究極のスタンスであります。さらにページ構成などまで記憶しておくことによりエッチな心理テストへと無理の無い流れで持っていけるという副産物が存在しているのであります!彼がこの絶妙すぎるアイデアをしたり顔で語った際に、異論を挟める人間など一人もいませんでした。ボクもです!はーい、ボクもでーーす!あーー、急激に死にたくなってきた。触れちゃいけない記憶の嵐。ちなみにその場にいた人間は全部で5人ですが、そもそも自分の部屋に呼べるような知り合いの女性がいるような人間は一人もいなかったことを付け足しておきます!そもそも「そういえばこんな心理テストの本があるんだけど、一緒にやってみないかい?」という台詞を自然に言い出せる流れが未だに分からない。誰か教えて下さい!本を所有している時点で計画が破綻している事実に、10年経ったいま気付きました!やべー、幸せになりてー。