下品などと罵倒されたというような噂話を聞いたので、なにか高尚なことでも書こうかしら。今さら。ここに至って必死に弁明する。これでも少しは知恵の回る猿だというような証明を今まさにこの瞬間に高らかと宣言する。お題としてはナンでしょう。一般的な普遍議題として制服の魅力なぞについて論じてみましょうか。いまボクが働いている会社は医療関係の工場でして、当たり前のことですが白衣姿の女性が腐るほどいる。あれ駄目ね。全く勃起しない。端的に表現するなら本当に腐ってる。なんでか分からないのですが全く魅力を感じることが出来ない。そもそも人間なんて割合で言えば大多数において産まれて初めて目撃した人物が白衣姿のお姉ちゃんなワケでして、だったらヒヨコ宜しくナース服のお姉ちゃんが自らの支配者であると刷り込まれていましても何ら不思議ではなく、だったら世に大量生産されていらっしゃいまするナースフェチ、ナース欲情、ナース大好きお兄さんなどの群集どもの気持ちは科科学的にアラ不思議ここに解明されていると言っても過言ではないのですが、それならば何故に一般的成人男性を地で逝くワタクシめが、かような白衣非勃起などという不可思議空間に舞い落ちなければならないのか。是非を問いたい。四秒で答えが出た。考えてみりゃ病院等で勤めていらっしゃいます女性陣が何故に件のようなホワイトピンク淡いブルー等の制服に身を包み職務に励んでいらっしゃいますかと問われれば、間違いなく言えるのは患者様、患者のご家族様、見舞いに訪れまする様々な人々に与える印象、清潔感を加味してのチョイスであるというワケでありますな。納得。つまりは人様に見られる、評価される、視姦される心構えが前提条件として成り立った対外的な戦闘服として確固たる地位を築き上げられておられる制服様で御座いました。そりゃ抜本的な立ち位置からして工場にて作業服宜しく薄汚れ遊ばせました薄茶黄色白衣とは持って産まれた気位が違いますな。考えてみりゃウチの大学にも化学系学科なんぞがありましたが全く色気がほとばしる白衣なんぞにお目に掛かる機会は毛頭ありませんでした。納得。つまりは矢張り男という生き物は人の目を気にしているという背骨が確固として存在している姿形にこそ当たり前のように魅力を感じるのであって然るべきという結論に達した。ここで過程を三つぐらい飛ばした推論を申せば風俗嬢が安手のナイロン生地等を使用した造り物のセーラー服等を着込んでいる事象に対して感じる欲情もこれと同様のものであると決定付けることが出来るのではなかろうか。明け透けであればこそ通じる魅力というものに対して我ながら小難しい中途論理を配した主張を持っていたのだけれども、ここに至った最終的な終点は唯一にして無二。実に分かりやすかった。びっくりした。乾杯だ。なに書いてんのかもうよく分かんねぇや。