年賀状が2枚きたので吠えた。わおーん。別に少ないと嘆いているわけじゃなくその逆。例えば僕が働く会社などはとても素晴らしい教育が行き届いており、年賀状出す?いやーメンドくね?というような会話が社則にでも載っているのではないかと疑われるほどに文化として成立していない。筆不精コングロマリット。新人教育の際にあらかじめ注意されたぐらいだ。年賀状を出すだなんて先々の面倒臭い火種を蒔いちゃいけませんよー。うなずく若人達。間違っても独身先輩になんぞ出したら殺されますよー。促される成長。そうして育たされた腐った稲が僕であるわけでしてつまりこの年賀状は我々に対する挑戦だ。例えば僕が例年通りに年賀状ゼロ枚(店除く)だったとするならばこれは僕みずからが飛び込んだ楽園に悠々自適に暮らしているだけの話であって誰にも迷惑を掛けることもなく慎ましくも穏やかに息を吸って吐いてしていられたのに、ここに核弾頭が2発だ。送り主がここ見てるかもしれないから紹介しとこうか。はい、まずは1枚目。これは僕が結婚式の2次会で司会をしてあげた馬鹿夫婦ですね。馬鹿面さげた二人組が馬鹿みたいに笑ってる写真が載ってますわ。馬鹿みたいですね。以上。はい、2枚目。これは僕が結婚式の2次会で司会をしてあげた(略)馬鹿みたいですね。以上。これがお前等のやり方だ。奉仕を施されたならば鞭で返す。道で空腹に耐え伏せている子供にパンを与えたならば、それじゃこの先永遠にヒンズースクワットしてて下さいと言われた気分だ。しかもなんだこの写真。自慢か。幸せアピールか。この葉書を貴方が読むのはきっと元旦なのでありましょう、ならば我々夫婦は貴方がこの葉書を読む頃合にはすでに姫初めを済ませておりますので御座いますよといったような宣言か。この写真みてお前等の熱烈セックス風景を夢想でもしてみればお前等は満足され遊ばされるのか。よし分かったよならば仕方ないねそうする待ってろ。うわー、すげぇ。