青葉のつけ麺におけるスープがもう少しだけでも温かかったら、ひょっとしたら世界は平和になるんじゃないだろうか。人類はもう少しだけ優しくなれるんじゃないだろうか。そんなことを考えてみた一日でした。というのも、飯田橋の青葉(念のために言っておきますとラーメン屋です)に何の因果かこの2週間で5回も行く生活を送っておりまして。当然これだけ冬も差し迫ってきておりますと温かいのが確定なラーメンは美味しいに決まっているのですが、でも僕はつけ麺が好きなのですよ。ぬるいぬるいスープに絶望するのは分かりきっているのについ頼んでしまうのですよ。しかもこれが、つけ麺スープのぬるさは青葉全店共通で言える事なのですが、特に飯田橋店は酷い。本当に酷い。麺で冷やされまくった最後の方はもうなんか、秋口の居間に置きっぱなしにされていた、元々は氷が一杯に入っていたはずのコップの中身ぐらいの温度になってるんですよ。なんなのあれ。なにを目的にしてるの。麺はいいわい、冷たい方が好きって人もおるんやろし。スープも最初の段階であの温度にしとくのが一番旨いんやろ知らんけど。しかしてチャーシューやら何やらの具材をほんのちょっぴり温めておくぐらいの優しさで、奪われる温度は随分と違ってくるんとちゃうの。そもそも麺のあつ盛りって概念は作れないの。いやもういいや、もうスープの温度上げろよもう。熱湯でいいよもう。それとも何か、なにかしらの利点があっての選択かあれは。直さないのは気付いてないんじゃなくてわざとか。あー、ひょっとしてまさかあの絶妙に設定された煮卵の半熟さ加減が、スープの温度によって崩されてしまうことを恐れていらっしゃるのでしょうか?それならばもう少し我々客を信用して頂きたい。君達が思っているほどには、客は「別皿で出された煮卵を、食べる段になった際にスープへと移す作業」に面倒臭さを感じない生き物です。耐える耐える耐えますともそれぐらい。頑張りますよそれぐらいの作業。ですからお願いもう少し、もう少し温かくしてくれねぇですかねスープ。こっちも決して、あぁ、つけ麺用にスープの温度を2重管理すんのが面倒くせぇんだなとか思ってませんから。2種類しかメニューねぇんだから少しぐらい頑張ってみろよとか思ってませんから。もすこし日本語喋れる店員雇えとか思ってませんから。元師匠に拉致監禁された本店の店長はどうなったんだとか気にしてませんから。頼みますよ。